多 摩 川河 川敷の 総 合グランドでは、機 械システム工 学 科・宇 宙システム研 究 室による
『水ロケット発 射 実 演』がチビッ子たちの 人 気を集めた。
この日、未 来のエンジニアがまた一 人 生まれたに違いない。
武蔵工業大学後援会誌
25 2002-1
No.
後 援 会 副 会 長 安 部 實
ワイヤレス情 報 社 会
「グッバイ・・・」スチュワーデスが夫に、「だめら しい。愛している。幸せに生きてくれ・・・」自宅の 留守番電話に妻あてのメッセージ、「ハイジャック され、機首が下がっている。爆発音も聞こえ、白い 煙が見える」機内のトイレから乗客が警察に緊急 通報。ハイジャックされた 4 機の民間航空機による 米国同時多発テロに巻き込まれた乗員と乗客が携帯 電話で伝えた悲痛な最後のメッセージである。
一方、世界貿易センタービルに航空機が衝突 してビルが崩壊するまでの 1 時間足らずの間には、
燃 え 盛 る 建 物 内 に 閉 じ 込 め ら れ 、 突 然 の 死 に 直面した人々が携帯電話を使用して愛する人へ 最後の電話をかけていた。崩壊したビルの瓦礫 の下からは、携帯電話で助けを求める声が家族 へ伝えられ、救出された人たちが居る。
ワイヤレス化された情報伝達の威力がこれほどに 示されたのは初めてである。このようなことは携 帯電話が出現する以前ではありえないことであった。
従来有資格者のみが使用できたワイヤレス通信機 器が無資格で個人使用のできる携帯電話として 爆発的に普及し、2001 年 9 月の時点で日本の携帯 電話と PHS の合計契約台数が約 7100 万台という。
国民のほぼ全員が持つのも時間の問題のようだ。
最近の携帯電話は映像も含めてインターネットにも 接続可能となり、設置型のパソコンで繋いでいた 情報がいつでも身近で利用できるようになりつつ ある。情報端末を身につけて持ち運べる時代に なってきた。
このような情報手段を手に入れた我々はどのよう に使いこなせばよいのか。利用方法によっては素晴 らしい効果を発揮するが、携帯できる手軽さから、
家族や仲間に身近で話すような気安さでつい電話を かけてしまいがちである。場所をわきまえないで電 話をする人にはうんざりする。また病院では医療機 器への影響から使用できない。T . P . O . をわきま えた使用が求められる。
携帯電話を犯罪に利用する例が増えて新聞紙上を 賑わしている。特に出会い系サイトでの事件が急増 しているという。便利な機器を生かすも殺すも人間 の意志次第である。
犯罪やテロ集団の摘発のため公的機関による情 報監視が具体化される中、一般ユーザーのプライ バシー保護が問題にされている。ワイヤレス情報 社 会 の 時 代 を 迎 え 、 公 的 機 関 お よ び 個 人 ユ ー ザーの両面からのバランスのとれた新しい モラ ルの構築が求められる。携帯電話の行き着く先は どのようになるのだろうか。
No. 25(2002)
マイコム1
平成13年度 東京地区
「父母との連絡会 」 取材レポート
武 蔵 工 大 お よ び 後 援 会 の 恒 例 行 事 で あ る 「 父 母 と の 連絡会」が、今年も全国各地で行われました。東京地区 は9月29日、世田谷と横浜の両キャンパスを会場とし て開催。学内見学という特別プログラムも用意されてい るため、東京近県以外からも多くの参加がありました。
研究室・実験室 の 見学では 積極的に質問され るご父母も
世田谷キャンパスの「父母との連絡会」
は、学内見学からスタート。一組30人ほど のグループにわかれ、教 職員の引 率の下 に学内のさまざまな施設を見てまわりました。
ご両親、ご兄弟の参加が目立ち、また単独 で参 加された方もすぐ他の参 加 者と打ち 解けられたようで、どのグループとも和やか なムード。教職員の時折ジョークを交えた 説明も助け、わきあいあいと学内を巡って いきました。研 究 室や実 験 室、情 報 処 理 センターなど、工学部ならではの施設では 皆さん興味しんしんの面もちで、教職員や そこで研 究を行っている学 生たちへ 積 極 的に質 問する方も。見 学ルートの最 後は 学生食堂となっており、ここで普段学生達 が食べている「学食」の味を試していただ きました。
午後からは「父母との連絡会」のメイン である全 体 説 明 会です。体 育 館で学 長、
工学部長、後援会長、就職連絡協議会議 長より説明があり、その後は会場を教室に 移して学科・学年別の懇談会へ。希望者 には個人面談も行われました。
▲ 世田谷キャンパスには約453名の方々が参加。写真は全体説明会の風景。
▲ 昼食後は吹奏楽団の演奏を堪能。
▲ 学年別懇談会ではさらに詳細に説明が。 ▲ 音響研究室を見学中。説明担当は大学院生。
S E T A G A Y A
世 田 谷 キ ャ ン パ ス
▼ 教職員の引率のもと、和やかな ムードでキャンパス内を見学。
▲ 昼食のメニューはカレーライス。質・量に満足。
大学教育の最先端を行く環境に 皆さん大いに感心されていました
横浜キャンパスでの「父母との連絡会」
は、世 田 谷キャンパスとは逆 に、全 体 説 明 会から始まるスケジュール 。学 長 、環 境情報学部長、後援会長、教務委員長、
就 職 担 当 教員よりそれぞれ説 明がありま した 。環 境 情 報 学 部は今 年で創 立5年 目の 学 部であり、ご父 母の皆 様はその教 育 内 容や就 職 状 況について高い関 心を お持ちだと思われます。今 回この機 会に 各 者 の 説 明を聞くことが、大きな安 心 材 料になったことでしょう。
説明会の後は学内見学の時間 。横 浜 は エコキャンパス を標榜するだけあり、
自然や周 辺 環 境などへの配 慮をいたると ころで感じることができます。また最 新 機 器を揃える情報メディアセンターをはじめ、
各 施 設はこれぞ大 学 教 育 の 最 先 端とい った陣 容 。これらを目の当たりにし、参 加 された皆さんが 非 常に感 心されていたよ うです。
午 後からは各 教 室で学 年・クラス別 懇 談 会を実 施 。最 後まで 充 実した「 父 母 との 連絡会」となりました。
Y O K O H A M A
横 浜 キ ャ ン パ ス
▲開催日は秋らしい気持ちのいい気候だった。
▲ 皆さん真剣な面もちで説明に耳を傾けていた。
▲ 個別面談もわかりやすさを心がけた。
▲ 映像による就職説明。
▲ 続々と会場に集まるご父母。
明るい雰囲気の学生食堂で 昼食を。メニューはラーメン。
▲渡辺 宗嗣君(電子通信1年)のお母さん 子供が4年間を過
ごすキャンパスの 日常がのぞけ、参 加して良かったと 思う。他の大学よ り落ち着いた雰囲 気があるようだ。
▲伊藤 圭典君(電気電子2年)のご両親 昨年も参加。入学
式、学園祭と何度 も訪れているが、い つ来てもいい環境 だと思う。勉 強が 大 変そうだが、頑 張って欲しい。
▲望月 隆久君(機械システム1年)のお母さん 面 白そうなことを
やっているが、工業 高校レベルのよう にも見えた。4年に なって、学 業と就 職活動を両立でき るかが心配。
▲篠崎 美典さん(エネ基礎4年)のお母さん 群馬から参加。大
学は初めて訪れた が、想 像より綺 麗 なキャンパスだった。
今日はこの大学の 教育方針がわかっ て良かった。
▲中西 康夫君(電子通信2年)のお母さん 閑 静な住 宅 街 の
中にあり、敷 地 内 には緑も多い。都 心の大学とは思え ないほど好環境だ。
学生たちの雰囲気 も好感が持てる。
▲牛尾 信介君(機械2年)のご両親 大学に来るのは入 学式以来。4年間 で卒業できるのか、
また就 職のことも 心配だったので。
おかげで不安はか なり解消した。
No. 25(2002)
マイコム3
*
世田谷 、横浜の両キャン パ スで学長をはじめとする方々がどのようなことを語ったのか 。 その内容をここで簡単にご紹介してみましょう。
◎工学部長 伊藤 泰郎
進 歩 の 著しい 工 学 の 世 界 基 礎 固めが何よりも重 要 その大学で何を学んだのかが、とくに 工学部系の学生には問われる。工学 という分野は4年間で学習を完了させ ることは大変だが、基礎だけはしっかり 身につけた人材を輩出していきたい。
教 育 内 容 以 外にも本 学 部 で得られることは多い 留学生や帰国子女などが多く、多彩な 人間関係を構築できるところも本学の 特色のひとつ。また「事例研究」「卒 業研究」などで体験したことは、必ず将 来の財産となっていくはずだ。
◎環境情報学部教務委員長 高田 達雄
社 会 情 勢に対 応できる 柔 軟な人 材を教 育したい かつて 研究・教育の場 と認識され ていた大学だが、今は 教育・研究の 場 として機能すべきだ。研究を二の 次にするわけではないが、教育こそ大事。
社会もそれを望んでいるはずだ。
◎学長 堀川 清司
学 生 の 就 職 活 動に対して 後 援 会も支 援 の 必 要 がある 学生たちは非常に厳しい就職状況に 直面しており、後援会としても様々な 面から彼らの活動を支援したい。来年 度入学からすべてのご父母に後援会 への加入をお願いするのもその延長だ。
◎後援会長 中山 安男
進 路を早めに定めるよう 家 庭でもお 子 様にご指 導を 就職戦線は早めに動き出すことが大切。
大学では3年次の10月より本格的な 指導を始めるが、それ以前に自分の進 路をある程度絞り込んでおくことが望 ましい。ご家庭でもそのような教育を。
◎就職連絡協議会議長 小玉 克巳
幅 広い 教 育を行うからこそ 目的 意 識を持 つことが大 切 本学部には様々な分野の教員がおり、
幅広い教育を行っている。この中で効 果的な学習をするには、学生自身がし っかりとした目的意識を持ち、いち早く
専門性を見いだすことが大切だ。
◎環境情報学部長 富永 健一
全体説明会における印象に残ったコメント
▲阿部 宗典君(環境1年)のご両親 ペンにノートという 授業スタイルは、す でに過去のものな んだと実 感した。
学 生 食 堂 の 雰 囲 気だけは昔と変わ らないようだ。
▲坂野 友美さん(環境3年)のお父さん 今までの大学のイ
メージと大きく離れ ており驚いている。
懇談会では全体説 明 会 以 上に就 職 について詳しく聞 け、良かった。
▲青戸 哲之君(環境2年)のお父さん いまひとつ学部の
内容を把握できて いなかったので、参 加して良かった。
息子の担任と話す ことができたのも 有意義だった。
▲中川 祐樹君(環境3年)のお母さん もっと事務的な説
明会だと思ってい たが、充 実した内 容に満足。中学や 高 校のときのよう に学校側との距離 が縮まったようだ。
▲石黒 洋一君(環境1年)のお父さん 昨年卒業した1期
生 の 方々の 就 職 内定率が高かった という説明を受け、
安心した。来年度 にできる新学科に も期待したい。
▲小林 明希さん(環境3年)のお父さん 就職の現状がわか
ってホッとした。学 内見学では大教室 の設備に圧倒。こ んないい環 境で、
勉強できないはず がないと思う。
日立製作所 ……1 東芝 ………2 松下電器産業 …1 積水ハウス………1 日本IBM…………1 日本通運 ………1 セコム………1 CSK ………1 日立ソフトウェアエンジニアリング 1 大東建託 ………1 三協アルミニウム工業 …1 藤和不動産 ……1 伊藤忠テクノサイエンス…1 TIS ………1 センコー …………1 ニチコン …………1 トランス・コスモス 1
ホーマック ………1 東急ストア ………1 ベルシステム24…1 ゼクセルヴァレオクライメート コントロール …………1 アルファシステムズ 1 日立ハイテクノロジーズ 1 東プレ …………1 愛眼 ………1 サンクスアンドアソシエイツ …1 ハックキミサワ …1 エプソン販売 ……1 興和 ………1 ファーストリテイリング …1 東芝物流 ………2 富士総合研究所 1 佐鳥電機 ………1
アイ・エス・ビー …1 アジア航測 ……1 京都きもの友禅 …1 九九プラス………1 穴吹工務店 ……1 リコーロジスティクス ……1 赤ちゃん本舗 ……1 ドコモ・システムズ …1 阪急交通社 ……1 スズキ自販東京 1 デロイトトーマツコンサルティング…1 インクリメントP …1 横浜トヨペット …1 オージス総研 ……1 佐藤建設工業 …1 日本環境認証機構 1 日本サード・パーティ…1 日産自動車 ………14
NTTドコモ ………1 ソニー ………5 富士通 ………3 日立製作所 ………8 東芝 ………4 三菱重工業 ………5 NKK ………2 NEC ………8 松下電器産業 ……2 JR 東日本 ………5 積水ハウス ………6 日本テレコム ……2 三菱電機 …………5 デンソー …………3 三洋電機 …………2 キヤノン …………6
NTTデータ ………1 東京ガス …………1 日本IBM …………1 アンリツ …………3 ブリヂストン ……1 マツダ ………1 日本原子力発電 ……1 スズキ ………1 京セラ ………1 大日本印刷 ………5 長谷工コーポレーション …1 大和ハウス工業 …3 信越化学工業 ……1 東京急行電鉄 ……1 凸版印刷 …………3 リコー ………5 三菱マテリアル …1
アイク ………1 大成建設 …………4 ローム ………1 本田技研工業 …12 熊谷組 ………1 富士重工業 ………8 清水建設 …………1 全日空 ………1 日本通運 …………1 コマツ ………1 大京 ………1 ミネベア …………1 沖電気工業 ………4 日本電子計算機 ……1 村田製作所 ………2 鹿島建設 …………4
北海道
194(0)
(0)208 青森 秋田
(1)195 山形
1,636(14)
埼玉 35,060(695)
東京 468(4)
新潟
(1)513 栃木
(6)704 茨城
1,255
(6)
千葉 543(7)
群馬
(3)244 山梨
(1)228 滋賀 岐阜
6,248
(120)
神奈川
(12)968 437 長野
(6)
260 富山
(7)
213 石川
(2)
468 福井
(7)
京都
(1)573 兵庫
(2)88 山口
(0)30 佐賀 48
(0)
長崎 329
岡山(0)
(0)55 35 鳥取 島根(0)
(1)48 大分
(3)620 福岡
(0)64 180 宮崎
(1)
熊本
109(0)
鹿児島 106(0)
沖縄 6(0)
海外 533
広島(2)
280(0)
愛媛 75(2)
高知 徳島34(0)
204(1)
香川
2,713
(36)
大阪
1,499 静岡(9)
2,322 愛知(15)
162 三重(0)
52
(0)
50(1)
奈良 62(0)
和歌山
323(1)
福島 232 宮城(1)
(1)196 岩手
(2)595
5
今年度の就職戦線は、就職協定が廃止されて4年が経過し たが、各企業の業績が年度末(3月期)において2年連続して売 上高・経常利益ともに好業績となり、さらには、リストラの一 巡、ソフトウェア分野の人材需要の増加等の要因により、大卒 採用予定人数が2年連続してプラスの伸びとなった。しかし、
企業側の採用活動のキーワードである「早期化」「厳選化」「多 様化」「ミスマッチ是正」が進んでいる。会社説明会・採用選考・
内定出し日程の前倒し、能力・適性・意欲の重視、専門性を問 う職種別・事業部別採用、さらには、近年社会問題化している 早期離職に対する歯止めとして、十分な企業理解(仕事理解)
のためのオープンセミナー等が熱心に開催された。また、一 部大手企業で新たな採用手法として「インターンシップ(就業 体験)」を導入する企業も現れた。
この環境下、今年度の就職指導においては、特に個別面談 に重点を置いて実施した。その具体的内容は、エントリーシー ト及び履歴書(自己紹介書)に基づき、自己の「強み」を卒論(修 論)・学生時代の主な取組み・自己PRそして志望動機(企業理 解)の項目において意志表現が出来るかという確認であった。
早い時期からの十分な自己分析・企業理解が就職内定の最大 のポイントであることを学生に指導することが出来た。
環 境 情 報 学 科
留 学 生
環境情報 学部
40 25 106 31 31 17 9 259 983
40 24 106 22 29 14 9 244 917
0 1 4 1 0 0 0 6 275
0 0 1 1 0 0 0 2 201 54.7
78.7 22.0 58.0 57.0 103.5 185.3 52.1 58.9 100.0
96.0 100.0 71.0 93.5 82.4 100.0 94.2 93.3
1,160 1,029 1,240 872 858 851 797 6,807 29,329
2,188 1,968 2,335 1,799 1,767 1,760 1,668 13,485 57,892 29.0
41.2 11.7 28.1 27.7 50.1 88.6 26.3 29.8 84
76 80 110 59 91 70 127 27 724
79 74 76 102 58 74 66 117 27 673
33.9 33.0 37.5 24.4 44.2 25.5 32.5 17.0 78.4 31.1
65.5 64.6 72.5 48.0 87.1 50.8 64.4 34.1 160.0 61.3
44 23 57 21 21 35 20 21 27 269
28 14 46 16 17 30 9 17 22 199 94.0
97.4 95.0 92.7 98.3 81.3 94.3 92.1 100.0 93.0
2,844 2,511 3,000 2,679 2,610 2,318 2,277 2,165 2,118 22,522
5,503 4,908 5,796 5,275 5,138 4,620 4,511 4,336 4,320 44,407
機 械 工 学 科
機 械システム工 学 科 電 気 電 子 工 学 科 電 子 通 信 工 学 科 電 子 情 報 工 学 科
建 築 学 科
土 木 工 学 科
経 営 工 学 科
エネルギー基礎工学科
小 計
機 械 工 学 専 攻 生 産 機 械 工 学 専 攻 電 気 工 学 専 攻
建 築 学 専 攻
土 木 工 学 専 攻 経 営 工 学 専 攻 原 子 力 工 学 専 攻
小 計
合 計
就 職 希望者
求 人 企業数
1人当たり の企業数
1人当たり の求人数 内定率
内定者 (%) 求人数 進学希望者 進学決定者
工 学 部
大 学 院 工 学 研 究 科
項 目 学科・専攻
157 8
127
5 80.9 21.6 22 11
62.5 1,815 11.0 3,571
●
平 成 13 年 度 求 人 就 職 内 定 状 況●
平 成 13 年 度 就 職 内 定 先 企 業 / 資 本 金 順 上 位 50 社(平成13年12月1日現在)
※数値は就職内定者数(平成13年12月1日現在)
No. 25(2002)
マイコム平成13年度 卒業見込者に対する都道府県別求人数及び就職内定者数(平成13年12月1日現在)
※都道府県名の横の数字は求人数で、( )内の数字は就職内定者数を示す。
工 学 部 ・ 大 学 院 工 学 研 究 科 環 境 情 報 学 部
平 成 1 3 年 度 の 就 職 動 向
平 成 1 3 年 度 の 就 職 動 向
工 学 部
環境情報学部
●
就 職 ・ 進 学 活 動 ス ケ ジ ュ ー ル学年
進路先 2年生 3年生 4年生
●就職ガイダンス(就職準備)
●就職オープニングセミナー(講演会)
●職業適性検査
●民間就職試験準備対策講座ガイダンス
●就職試験対策講座(一般常識・SPI)
●就職講演会(今年度の就職環境と就職活動)
● 〃 (業界・業種研究)
●就職ガイダンス(夏期休暇の使い方)
●就職ガイダンス(就職準備)
●民間・公務員試験準備対策講座(33コマ)
●就職講演会(キャリアガイダンス)
●個人面談(就職希望調査等)
●就職試験講座(経済常識・一般常識)
●就職試験講座(実践模試・適性検査・自己 PR・エントリーシート)
●就職セミナー(女子学生のメイク・ファッション)
●就職講演会(自己分析)
● 〃 (エントリーシート)
●就職試験講座(一般常識・SPI)
●学内業界研究会(毎週火曜・金曜,21社)
●就職試験講座(論作文・履歴書・情報処理適性)
●就職セミナー(公開模擬面接)
●4年生の就職体験報告会
●就職ガイダンス(就職直前ガイダンス)
●就職試験講座(SPI・論作文・履歴書)
●模擬面接講座
●学内企業研究会(2日間)
●模擬面接講座(3日間)
4月
6月 7月
9月
10月
11月 12月
2月
3月
●就職ガイダンス
*学内での希望調査及び推薦者決定 *採用試験(3月から開始の企業あり)
*採用内々定
●採用内定
●学内での採用内定報告手続 4月
4〜6月 10月
●他大学または留学先より資料を取り寄せ 情報収集活動
7月〜
●進学希望者対象の説明会 4月
●指導教授と相談の上、進学先の検討
●入学試験 4月
●進学予定者対象の進学説明会 4月
●公務員ガイダンス
●教養試験対策講座
●専門試験受験相談会
9月〜12月 4〜6月●公務員試験模試
公 務 員 等
民 間 企 業
自 己 の 適 性 に 基 づ い て 家 庭 で 協 議
●就職ガイダンス(就職準備)
●業界研究会
●就職講演会(就職準備)
4月 11月 12月
●公務員ガイダンス
●教養試験対策講座
●専門試験受験相談会 9月〜12月
本学大学 院進学 他大学 大学院
(海外留学)
進路を考える 進路についてより具体的に考える 就職、進学活動の本番です
学年 進路先
●就職ウォーミングアップガイダンス
●各学科就職ガイダンス(第1回)
●適性検査(職業適性・情報処理適性)
●Uターン就職ガイダンス(第1回)
●就職講演会(就職活動全般)
● 〃 (自己分析)
● 〃 (エントリーシート・論作文)
● 〃 (業界研究)
●就職試験対策(SPI・論作文)
*自己分析・筆記試験対策
*業界・企業研究、
エントリー●就職試験対策(一般常識)
●各学科就職ガイダンス(第2回)
●就職試験対策(一般常識・SPI・履歴書)
● 〃 (模擬面接)
●公開模擬面接
●就職試験対策(SPI)
●学内企業研究会
●Uターン就職ガイダンス(第2回)
5月 10月
11月 11〜1月 12月 2月
3月
●各学科就職ガイダンス(第3回)
●就職試験対策(模擬面接)
*学内での希望調査及び推薦者決定
*採用試験(3月から開始の企業あり)
*採用内々定
●採用内定
●学内での採用内定報告手続 4月
4〜6月 10月
●進学予定者対象の進学説明会
●推薦入学募集要項入手・願書提出
●推薦入学試験
●学生募集要項入手・願書提出
●第1次入学試験
●第2次入学試験 4月
5月 6月 8月 9月 2月
●進学予定者対象の進学説明会
●図書館などで大学院の各専攻内容や 入試問題等を検討
4月
●他大学または留学先より資料を取り寄 せ情報収集活動
7月〜 ●指導教授と相談の上、進学先の検討
●入学試験 4月 4〜6月
11月 12月 12〜3月
●公務員試験模試
●公務員ガイダンス及び講座説明
●公務員試験受験対策講座
●公務員試験模試 4〜6月
11月 12月 12〜3月
●公務員ガイダンス
●公務員試験模試 公 4〜6月
務 員等
民 間 企 業
本 学 大 学 院 進 学 他大学 大学院
(海外留学)
●公務員試験模試
●公務員ガイダンス及び講座説明
●公務員試験受験対策講座
●公務員試験模試 6月●資格・公務員・インターン
シップガイダンス
自 己 の 適 性 に 基 づ い て 家 庭 で 協 議
2年生 3年生 4年生
進路を考える 進路についてより具体的に考える 就職、進学活動の本番です
キャンパスの南側をグルリと樹木が囲み、
その一部は竹林となっています。春に なるとたくさんの筍が生え、学生達が中 心となり、筍堀りを行います。
生い茂る樹木に沿うように公開遊歩道が設置されてい ます。環境への配慮のために廃材を利用したウッドチッ プが敷きつめられており、ここを歩くのはとてもいい気持 ち。周辺住民の方々も自由に散歩することができます。
体育館と竹林(遊歩道)の巻
自然のままに残され、春には筍も生えてくる!
竹 林
環境情報学部のある横浜キャンパスは、最先端の マルチメディア機器や情報関連機器が充実する各 種 教 育 施 設ばかりがクローズアップされがち。しか しそれ以 外でも、いたるところで 2 1 世 紀 型の新し いキャンパス を実 感することができるのです。今 回は、自然環境への配慮の一環として敷地内に残 されている「竹 林」と、学 生たちの健やかな身体づ くりに欠かせない「体育館」をご紹介しましょう。
8
絵で見る
◎ 地 域 の 方 々と バウムクーヘン作りも!
子供からご年輩の方々まで 素朴な甘さに大感激!
昨年ISOフォーラム開催時 には、竹林で地域住民の方々 を対象にバウムクーヘン作 りを実施。非常に盛況でした!
参加人数は70名ほど。親子で参 加された方々も目立ちました。
綺麗な層からなる見事なバウムクーヘン が完成。美味でした!
切り倒した竹に ネタ を巻いて 焼いているところ。みんな真剣。
完成!
シャワー室& 更衣室
部
室
ちょ っと 遠 回 り に な る けど
︑気 持 ちい いか ら 遊 歩 道 を 歩 きま す!
No. 25(2002)
マイコム7
床面積約2100㎡からなり、様々な環境配慮がなされ た体育館。体育の授業やサークル活動に利用されて います。トレーニングルーム、シャワー室などもしっかり 完備しており、学生たちの体力づくりを完全バックアップ!
スポーツクラブ顔負 けの器具が揃うトレー ニング室。ここはいつ でも利用可能で、休 み時間には、体力ア ップ、はたまたダイエッ ト(?)を目指した学生 が汗を流しています。
こんな本格的な器具も。部活やサークルの前 のウォームアップに利用する人も多いようです。
体育館 最新トレーニング器具と清潔なシャワー室が自慢
トレーニング ルーム
アリーナ 体育教員室
管理室
竹林の向こうに広がる風景。
↑学生たちの利用マナ ーもよく、いつも清潔。
ただし忘れ物は多いそう。
←身体障害者の方々の ためのトイレももちろん 完備しています。
地下の雨水槽に集めた雨水は、樹木や 体育館の屋根への散水(夏期に体育 館内の温度を下げるため)に利用して います。また体育館の屋根にはソーラー パネルが設置され、太陽エネルギーを体 育館の温水シャワーに活用しています。
シャワー室&更衣室 トレーニング室
雨水利用システム
ここがエコキャンパス
サークルや部活動単位でアリー ナを利用する場合は事前の申 請が必要ですが、予約のない 時間帯には個人が自由に使う こともできます。取材時はちょう どバトミントン部が練習中でした。
サー クル 活 動な どで 利 用 する 際 は 受 け 付 け で手 続 きを 行い ます
︒
世 田 谷 よりコ ート 数 が 取れない の が ちょっと不 満
(大熊圭祐君・建築2年)
太 陽 エ ネ ル ギ ー で 温 水 シ ャワ ー も!
アリー ナ
ス テ ー ジ エ
ン ト ラ ン ス ホ ー ル
倉 庫
きれい!照 明 が 明る いところもいい
(新井進太君・環境1年)
女 子 用シャワー 室 が 用 意され てる の が 嬉しいな
(田上なおさん・土木2年)
シャワー室&
シャワー室&
更衣室 更衣室 シャワー室&
更衣室
部
室 部
室
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クラブ活動紹介⑲ ライフセ ービングクラブ
目 指 せ! 海 の 守 護 神
水 戸 佳 代 子 さ ん はクラブ の 紅 一 点 。「 来 年は女 性クラブ 員をもっと勧誘したいですね」
競 技 会 にも 積 極 参 加し て い る青戸哲之君(環境情報2年)。
クラブのエース的存在です。
左が現会長の堀江誠君。右が前会長の小瀧邦彦君。ともに同クラブ を団体として立ち上げるまでに頑張りました 。「 海が好きな仲間達 が集まってできた当クラブ。歴史を作るのはこれからです」(堀江君)
顧 問 : 田村 宏
( 機械工学科教員 )
会 長 : 堀江 誠
( 機械システム3年 )
会員数 : 10名 設 立 : 1997年
主な活 動 内 容 4月 新 入 生 歓 迎コンパ 5月 練習会、スプリングキャンプ 6月 練 習 会、パッチテスト 7月 パトロール活 動 8月 パトロール活 動 9月 競 技 会 参 加 1 0月 競 技 会 参 加 1 1月 納 会 1 2月 忘 年 会 1月 新 年 会 3月 追い出しコンパ
クラブとしての体制が固まったばかり 方向性を決めていくのはこれからです。
ライフセービングとは水 際の事 故をなくすことを目的 とした活 動 のこと。事 故 防 止 のための 監 視・指 導・救 助はもちろん、自身 の 技 術 向 上 のための 練 習や 競 技 も活 動 内 容に含まれます。「 4 年 前に設 立されたクラ ブで、はじめは人数が少なかったんです。」と語るのは、
ライフセービングクラブ前会長の小瀧邦彦君(経営4年)
です。彼がこの活 動を始めたのは、1年 生のときに4年 生 の 先 輩 達2人に誘われたのがきっかけ。「シーズン 中は海の近くにずっと合 宿すると聞き、それじゃあ自分 もやってみようかな、と。というのも、ボクはもともとサー フィンをやっていまして、
空 いてる時 間 にそっちの ほうを楽しもうという下 心 がありまして( 笑 )」。
そんな 小 瀧 君ですが 、 ひとたび 活 動を始 めたと ころ、すっかりライフセービ ングの 虜となってしまい、
その魅力をもっと多くの仲 間 達に知ってもらうために
正 式な団 体として立ち上 げることを決 意 。大 学 側 と折 衝を続け、見 事 に 夢 を実 現させることができた のです。いわばライフセー ビングクラブ における一 番 の 功 労 者と言えるでし ょう。「 活 動しやすいよう に 体 制を整えることはで きましたが、まだまだ団 体
としての方向性は定まってません。今後の後輩の頑張 りに期待しています」( 小瀧君 )
No. 25(2002)
マイコム9
「 合宿の雰囲気が好き。来年 はもっとカラダを 作ります 」 と語る秋本紀人君(機械2年)
熱い男、増田知也君。「ライフ セー バ ーは不足している。多 くの人に興味を持ってほしい」
夏 休 み は ずっと海 水 浴 場で 泊まり込 み 正 直キツ イけど得るもの は 大きい で す 。
武蔵工大ライフセービングクラブは、あまり大学単位での 活動はしていません。千葉県・九十九里浜周辺の海水浴 場を監視する「九十九里ライフセービングクラブ」という団 体に所属し、そちらの方針やスケジュールに沿って活動して います。「同じ大学だから同じ海水浴場を監視するというわ けでなく、みんなバラバラ。九十九里ライフセービングクラブ のほうでシャッフルされ、それぞれが割り振られた浜に向かい ますから。7〜8月の海水浴シーズン中は、各浜ごとに近くの 体育館などでずっと合宿を張るため、ウチの大学の仲間より、
他大学や社会人のライフセーバーたちと仲良くなりますね」
(増田知也君・機械システム3年)。
なんと彼らは夏休みを丸々ラ イフセービングに捧げている わけです! しかもその前後の6月、
9月についても、都合がつく限り 浜に向かっているとか(この期 間も海で遊ぶ人がいるため)。
また春、秋、冬も完全にオフシー ズンというわけではなく、月に1回
から2回程度は九十九里ライフ セービングクラブが実施する技 術向上のための練習会に参加 しているそうです。「充実した活 動を行っているとは思いますが、
武 蔵 工 大ライフセービングク ラブ独自の活動が少ないのは ちょっと問題かも。夏前にメン バーが集まりプールで練習する こともありますが、せっかく正式
な団体となったんですから、大学の一クラブとして、もう少し 積極的な活動をする必要があるでしょう」と語るのは現会長 の堀江誠君(機械システム3年)。他の仲間も「クラブ室が ないのもネックかもしれないが、他のサークルのようにもっと みんなで集まりたい」(水戸佳代子さん・電子通信1年)とい う意見を持っています。設立したばかりの同クラブにとって、
このあたりは今後の重要課題となりそうです。
いずれにしろ、学生時代の貴重な時間を、ライフセービン グというボランティア活動に捧げることを決意した彼らの気 持ちは非常に尊いもの。これからクラブとしてどう成長してい くのか、温かく見守ることにしましょう。
No. 25(2002)
マイコムクラブ活動紹介⑲ 横 浜 C A B O S
カ ボ ス
充 実 の メン バ ー で 怒 濤 の 快 進 撃!
顧 問 : 西嶋 周二
( 環境情報学科教員 )
会 長 : 甲斐 慶樹
( 環境情報3年 )
会員数 : 38名 設 立 : 1997年
主な活 動 内 容 4月 花 見 5月 新 歓コンパ 6月 東 工 大リーグ 7月 東 工 大リーグ 8月 合 宿 9月 東 工 大リーグ 1 0月 紅 葉カップ 1 1月 サッカー 1 2月 スノボー、忘 年 会 1月 新 年 会、追いコン 2月 スノボー 3月 ツアー
部 長 の 甲 斐 慶 樹 君は剛 腕ピ ッチャ ー 。彼 が 投 げ ると 試 合がピリリと締まるとか。
サ ークルと体育会系 のちょうど中間 本気で野球を楽しむなら絶好 の 雰囲気 。
今年で創立5年目となる環境情報学部。CABOSは、
その第一期生たちが野球好きを集めて作ったチームを前身 としています。はじめはなかなか9人集まらず、練習試合すら できないような貧弱さでしたが、今や総メンバーは38人(うち 7人が女性)。環境情報学部にあるサークルの中でも一、二 を争う大所帯に成長しています。実力のほうもかなりのもので、
最近は各大会で上位に残ることもしばしば。充実した活動 を続けてきた結果といえ るでしょう。
「戦力が整ったのは去年あたりから。先輩達が何もないとこ ろから頑張って残してきたものが、ようやく花開いたという感じ。
メンバーが飛躍的に増えた結果、必然的にレギュラー争いが 生まれ、お互いに切磋琢磨しあうという好循環ができました。
まだまだウチのチームは強くなりますよ!」と語るのは部長の 甲斐慶樹君(環境情報3年)。勝ち負けより、楽しむことを優 先するサークルが多い中、CABOSは何よりも勝利にこだわ るチームらしく、試合でも上手い人や調子のいい人から順に 使っているそうです。「全員を試合に出すというやり方もサー クルとして間違っていないと思いますが、それだといつまでたっ ても遊びの延長。野球が好きだからこそ、試合や練習には 遊び一切なしの真剣勝負で臨みたい。そういう意味では ちょっと体育会的なノリになりつつあるのかも」(甲斐君)
しかし女性のクラブ員で、マネージャーではなく 選手として参加している清田華代さん(環境情 報1年)は次のように言います。「でも、体育会系 のような堅苦しさは全然ないですよ。先輩と後輩 はとても仲がいいし……。気を抜くところは抜く、
引き締めるところは引き締しめる。そんな サークル以上、体育会系未満 の雰囲気を 備えているところがCABOSの一番の魅力 なんだと思っています」
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次 期 部 長 の 長 谷 川 大 介 君 は チームのムードメーカー的役 割。ポジションはピッチャー。
初 心 者 ながらガッツでレフト の 定 位 置 を 確 保し た 大 和 田 孝行君。ラーメン大好き人間。
ライトのレギュラーを 狙う清 田 華 代さん 。上 達 が 早く、男 性の球にも少しもひるまない。
背 番 号18の マ ネ ージャー 佐 藤 瑞 華さん( 環 境 情 報 2 年 ) は影の実力者。
気 配りの 人 、田 嶋 詳 知 君( 環 境 情 報1年 )。どこで もOKな オールラウンドプレーヤーだ。
ニヒル な 黒 澤 秀 忠 君( 環 境 情 報 2 年 )は サ ード 。好 守・
好打でチームの危機を救う。
帽 子のヒサシの 裏には、そ れぞれの目標やモットーが マジックで書かれている。
メン バ ー は野球初心者 ばかりだ けど や る気が あるから上達も早 い んで す 。
実はCABOSには、中学・高校時代に部活動として野球 をやっていたメンバーは数えるほどしかいません。多くがCA BOSに入ってから本格的に野球を始めた者ばかりなのです。
副部長の大和田孝行君(環境情報3年)は次のように言い ます。「みんな根っから教え好きなんですよ。今まで野球をや っていなかった人たちをいかにうまくさせるかに醍醐味を感じ るんですね。かくいうボクも、大学に入るまでは初心者でした が(笑)」。これに甲斐君も続けます。「せっかく野球がやり たくてCABOSに入ってくれたんだから、みんなにうまくなって 欲しい。やる気を削がないように指導してあければ、上達も 早いんです」
練習は週に1回。3時間を目安に行っていますが、熱が入 るあまり、日が暮れるまで白球を追っていることも多いそうです。
取材した当日も練習を見せてもらいましたが、体育会系顔負 けの非常に充実した内容。守備練習では華麗なダブル プレーもビシビシ決まり、 強豪チーム という風格すら漂っ ていました。
「CABOSという名前はメジャーリーグのカブスに掛けてい ますが、ユニフォームはなぜかマリナーズ風。ちょっと変な感 じもしますが、みんなこの名前とユニフォームに愛着を感じて いるんです。将来的にはこのユニフォームを見ただけで相手 チームがひるむようになりたいですね。横浜にCABOSあり!
というような(笑)」と力強く語ってくれたのは次期部長の 長谷川大介君(環境情報2年)。このチームがその言葉通 りの存在となる日はきっと遠くないことでしょう。
No. 25(2002)
マイコム13
去る平成13年10月22日、横浜市より「環境事業功労 者」としてMI-TECH横浜祭が表彰された。これは、過去 5年間のMI-TECH横浜祭が環境負荷低減を目指し、DRP
(模擬店食器のデポジット制)や、ごみの9分別、フリー マーケット等を実施したことに対するものだ。今回表彰 された事は、MI-TECH横浜祭運営委員会(以下Y.F.A)と しても励みになる。だが、これはY.F.Aだけが表彰され たものではない。
今回の表彰は、「功労者」に贈られたものである。同じ く表彰された他の「功労者」は、作業着を着て早朝から 汗まみれになりながら働
き、いつも寡黙で、夕飯 にはかぼちゃを煮たやつ なんかを食べ、夜は9時 過ぎには寝る ような高 徳な方々であった。だが、
Y.F.Aはどうだろうか。
確かに、スタッフTシャ ツを着て早朝からごみま みれになりながら働き
はした。だが、「いつも大騒ぎ」し、夕飯が終われば「飲み 明かす」ような団体である。こんな「功労者」がいようか。
今回の表彰は「功労者」に贈られたものである。DRPに ついては、参加団体から食器の洗浄作業を協力してもらっ ている。また期間中のごみの分別状況は極めて良い。
つまり、横浜祭の趣旨を御理解、ご協力していただいた 方々全員が功労者であり、表彰されたのだ。なんだか小学 校の校長先生のような締めくくり方だが、本気でそう思う。
協力していただいたすべての方々にこの場をお借りし て、感謝申し上げたい。
「情報メディア学科」の新設と工学部2学科の名称変更
── 武蔵工大の進化!深化!真価! ──
企画広報室長 野澤 和範
いま、大学経営は大変な時代に突入しました。就学人口 は長期低落傾向を示すのに対し、大学数は急増し、また 既設大学でも学部・学科の新増設や改組が急展開。今春 には入学定員を充足できない大学が約3割(短大では約 6割)に達したと報じられています。長期構造不況産業と いえる大学業界では、勝組大学 と 負組大学 の二極分
化が急速に進んでいます。こうした時代背景のもとに、
本学も環境情報学部新設(97年)以来のビッグ・プロジェク トに取組んでいます。ひとつは環境情報学部に2番目の学 科である「情報メディア学科」を02年立ち上げます。文部 科学省の認可も得、現在、新校舎の建設が急ピッチで進ん でいます。この学科は、コンピュータやネットワークを中 心に据えた情報化社会の急展開に着目し、劇的な変化をも たらす情報環境の諸課題を、情報システム(理系)の面と、
情報弱者等の発生が予想される社会科学(文系)の両面か ら考究する新機軸の学科です。これに伴い既設の「環境情 報学科」も整理・強化されますので、同学部は文字どおり
「環境」と「情報」の学部として基盤が確立します。
一方、工学部でも 02年を期して2学科で学科名称が変 わります。土木工学科が「都市基盤工学科」に、経営工学 科が「システム情報工学科」になります。両学科とも単な る名称変更とは異なり、時代の構造変化に対応したカリ キュラムの見直しを伴った変更です。詳しくは本学の PR誌等をご参照下さい。
▲ 武蔵工業大学 環境情報学部 第2学科 校舎 完成予想図
▲受賞を記念して
▲学長への受賞報告
MI-TECH横浜祭における環境事業功労者表彰 受賞
平成13年度 MI‐TECH横浜祭運営委員会 会長 金本 賢一郎(環境3年)
●
写真部4月・6月と横浜クイーンズスクエア内みなとみらいギャラリーにお いて写真展を開催。多くの来客の方から好評を得た。
●空手道部
全国空手道選手権大会において、須藤雄介君(環境1年)が一般男子 有級個人組手で優勝を果たした。
●
水泳部竹村亜衣さん(環境2年)が第6回関東学生冬季公認記録会(50m自由 形・100m自由形)において、日本学生選手権標準タイムを突破し、第 77回日本学生選手権水泳競技大会(同種目)へ出場を果たした。
●ラグビー部
昨年に引き続き、関東理工系大学リーグ戦優勝、全国地区対抗ラグ ビー大会予選において優勝し、全国地区対抗大会への7年連続出場 権を獲得した。
●ハンドボール部
関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦において、優勝を果たした。
また、菊地辰矢君(機械1年)が得点王(76/197点)となった。
●硬式庭球部
第27回新人トーナメント大会男子シングルスにおいて、渡辺大輔君
(土木2年)が本戦へと勝ち進み、準優勝を果たした。
●アイスホッケー部
インカレ関東地区予選競技会において、帝京大学に勝利し、インカ レへの出場権を獲得した。
●ゴルフ部
関東大学春季EFGブロック対抗戦Fブロックにおいて、準優勝を修 めEブロック昇格を果たした。
●ワンデリングスキー同好会
長野県知事杯争奪木島平学生スキー大会において、水野陽介君(機械 4年)が男子大回転優勝、男子スーパー大回転準優勝、男子回転4位と いう成績を修め、男子最優秀選手賞を受賞した。また、団体として男 子総合第6位という成績を修めた。
平成13年度緊急奨学生として2名が採用され、授業料の全額が 貸与されました。
毎年、防災訓練を実施していますが、今年度の主な行事 は次のとおりです。
◎ 「 防災教室 」
平成13年4月5日実施ガイダンスの一環として、防災意識の高揚を図るため、
大学院新入生を対象にした訓練です。まず、伊藤防災本部 長の挨拶、玉川消防署防災指導担当係長の「防災について」
の講話、防災ビデオの上映等をした後、プレイコートA で 水用消火器操作訓練を全員実施しました。
◎ 「 学科対抗消火訓練 」
平成13年10月31日実施 各学科学生及び防災対策委員の各チーム5名、計10チー ム50名が水用消火器操作訓練を競技形式で実施し、優勝 チームはエネルギー基礎工学科でした。このほか起震車に よる震度7の体験・煙中訓練を実施しました。また、これ らの体験や訓練に地域住民の皆さんも参加されました。◎ 「 世田谷キャンパス防災訓練 」
平成13年11月7日実施 今年の訓練対象は、場所を3号館とし、火災発生を想定 し、教室・研究所等にいる学生・教職員が対象となりまし た。自衛消防隊は連絡通報、初期消火、避難誘導、救護な どの総合訓練を行うと共に、玉川消防署に出動を要請し、逃げ遅れた学生を救出した後、消防署と合同で一斉放水(鎮 火)までの訓練を実施しました。
これらの訓練は、玉川消防署・世田谷区防災課の指導の もとに、防災対策委員会で検討・立案したものです。防災 訓練には、皆様方のご協力が第一であります。今後とも、
よろしくお願いいたします。
▲消火器操作訓練、標的を狙って
▲玉川消防署と一斉放水
課 外 活 動 短 評
世 田 谷 キ ャ ン パ ス 防 災 訓 練 実 施 さ れ る
世田谷キャンパス 自衛消防隊 隊長 松浦 保
緊 急 奨 学 金
平成13年度の「大学と父母との連絡会」は 7月8日(日)沖縄の那覇市を皮切りに、9月29日(土)の東京・横浜地区までの間、全国25 会場において開催されました。各会場の出席状況は下記のとおりで、各地において評議員の方々には運営等にご協力いただきました。
会場別出席者数(対象県以外からの出席者を含む)
開 催 地 開 催 日 会 場 名 出席者数(人)
都道府県別出席者数
都道府県名 出席者数(人) 前年度出席者数(人)
発行 武蔵工業大学後援会
〒158‐8557 東京都世田谷区玉堤1‐28‐1 武蔵工業大学内 後援会事務局 TEL.03(3703)3111 内線(2187) FAX.03(5707)1160 ホームページ http://www.comm.musashi-tech.ac.jp/ ˜kouenkai メールアドレス mkoenkai@adm.musashi-tech.ac.jp
合 計
「 大 学 と 父 母 と の 連 絡 会 」に つ い て
平成13年度
札 幌 9月 1日(土) 札幌東急イン 8 秋 田 9月 8日(土) アキタスカイホテル 12 仙 台 9月 9日(日) ホテル仙台プラザ 14 郡 山 9月 8日(土) ホテルハマツ 17 宇都宮 9月 9日(日) 関東チサンホテル宇都宮 20 水 戸 9月 1日(土) ホテルシーズン 16 東 京 9月29日(土) 武蔵工業大学 工学部 453 横 浜 9月29日(土) 武蔵工業大学 環境情報学部 89 新 潟 9月 8日(土) ホテルイタリア軒 20 高 崎 9月 9日(日) ホテルメトロポリタン高崎 13 甲 府 9月 8日(土) ホテル談露館 18 長 野 9月 8日(土) ホテル国際21 22 浜 松 9月 1日(土) オークラアクトシティホテル浜松 20 静 岡 9月 2日(日) ホテルセンチュリー静岡 64 金 沢 9月 1日(土) 金沢スカイホテル 16 富 山 9月 2日(日) 名鉄トヤマホテル 15 大 阪 9月 1日(土) リーガグランドホテル 10 名古屋 9月 2日(日) 名古屋国際ホテル 19 高 知 9月 1日(土) オリエントホテル高知 12 松 山 9月 2日(日) スカイホテル 13 広 島 9月 1日(土) リーガロイヤルホテル広島 16 岡 山 9月 2日(日) 岡山国際ホテル 12 宮 崎 9月 1日(土) ホテルオーシャン45 18 福 岡 9月 2日(日) ホテルステ−ションプラザ 17 那 覇 7月 8日(日) ホテル西武オリオン 11
945
北海道 8 12
青 森 2 3
岩 手 5 8
宮 城 14 16
秋 田 5 7
山 形 1 4
福 島 19 23
茨 城 33 31
栃 木 24 30
群 馬 16 23
埼 玉 59 66
千 葉 32 48
東 京 151 178 神奈川 241 246
新 潟 20 9
富 山 15 14
石 川 16 13
福 井 2 3
山 梨 26 27
長 野 29 33
岐 阜 6 3
静 岡 90 70
愛 知 12 14
三 重 3